第7回古作こぎん研究会とモドコについて。
こんばんは、山端です。
おかげさまで弘前kogin展以降、koginデザインのお仕事をいただいたり忙しくしております。いろいろとお待たせしちゃっていこともありますが、アイデアを考えながら順番に制作を進めていますので、今しばらくお待ちくださいませ〜!
さて、先月の第7回古作こぎん研究会もたくさんのこぎん作品が集まり、関東でのこぎん布のセール情報や糸が買えるお店情報なども飛び出したり新たな発見のある会になりました。なんだか研究会報告ブログとなりつつありますが、、、いきます!
恒例(?)の写真deご報告です!!
茶色にシャンパンゴールドで刺してあるこの模様…
実は、kogin cake 2 の進化形バージョーン!
ワインボトル入れだそうです!なんとCHANELのリボン付き!
総刺しのバッグ!!これは圧巻です〜
こぎんのキットを作られた方も!
古作こぎん研究会でもマカロン、流行っています〜
恒例(?)の写真deご報告です!!
茶色にシャンパンゴールドで刺してあるこの模様…
実は、kogin cake 2 の進化形バージョーン!
ワインボトル入れだそうです!なんとCHANELのリボン付き!
総刺しのバッグ!!これは圧巻です〜
こぎんのキットを作られた方も!
古作こぎん研究会でもマカロン、流行っています〜
これ、ファスナーを開けると500円玉が2枚はいる優れものです!
ちなみに右側がこのクルミボタンを作るための布、
こちらはグラフィカルなこぎんくま。
伝統模様を上手に使って、手と足の部分も模様が変わっています。
そうそう先日、twitterでお世話になっている方から
「模様の名前がかぶっていたり違っているのはなぜ?」とご質問いただきました。
僕なり見解をお答えしました。
僕も調べていくうちに模様の名前がかぶっていたり違っていたりで混乱した時期があります。最終的には、それはこぎん刺しが口で伝えられた文化だからだと分かりました。こういった疑問をお持ちの方もいると思って、今回はモドコの名前に重点を置いてを調べてみようと思いました。…が、、、
方眼紙も無く、文字も書けない方が多い時代、親から子へ手で刺すことで模様を受け継いでいきました。目の数を数えながら、小さいモドコから大きいモドコ、そして総刺しへ成長に合わせて刺していました。そんな時代に全員一緒の教科書なんてありませんから地方によって、また教える人によって『○○に似ている…』と見立てをして口承されていったんだと思います。今に伝わっているのは、「私も猫の目に見える〜」とか「トンボに見える〜」と共感され続けて来たものが残ってきている状態です。刺し間違えても名前をつけて模様にしてしまったり。だから、名付けのルールは無いんですよね。誰かが決めたと言うより、みんなの総意という感じです。
モドコの名前は正式なモノがあるわけではなく口で伝えられた愛称(ニックネーム)だと思ってもらった方がいいと思います。
こう読んでいた人もいれば、そう読んでいた人もいる。ヤス子さんが刺したからヤスコ刺し(笑)テストなどで答えは一つだと教えられてきた私たちですが、刺し間違いからも模様を発明してしまうような先人のチャーミングさも忘れないようにしたいものです。
モドコの名前を調べ中。。。
この作業が思った以上に大変でした(汗)
まず本に出ている模様と同じ模様を見つけ、目の数を数えてその模様を探し出す。
探し出した模様に名前が付いていなければ記入、、、
思っていた以上に大変でなかなか見つからず、汗だく。。。
みなさん、ご協力ありがとうございました!!
実際にやってみて1つ学びました。
この作業は、複数人でやるより模様が出そろってから一番最後に模様を把握している人が作業したほうが効率的なのでは?(^^;)この作業は最後のお楽しみにとっておくことにします!
さて、来週の日曜日も古作こぎん研究会があります。
今回はちょうど鎌田久子さんの個展を開催中なので展示を見学してから会場へ向かうことにしています。ご都合があえば、感想を共有したり、こぎんトークしましょう!こぎん好きな方、興味がある方で集まれればと思います〜◎
『第8回古作こぎん研究会』※写真撮影など取材が入る予定
2012年7月15日(日)13時〜
『第9回古作こぎん研究会』
2012年8月26日(日)13時〜
会費:600円〜300円くらい(会場代を割り勘)
※飲み物は各自でご持参願います。
http://www.chofu-across.jp/goannai_tizu_frame.html会場:東京都 調布市市民プラザ あくろす
8月後半の展示のお知らせや、秋にはこぎん刺しのテレビ放送の情報も入っていますので、また近づきましたらお知らせします!
宜しくお願いいたします。
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