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布は命。

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3月に入り、春が近づくと思いきや、 また寒くなってきましたね〜 寒くなると無性にこぎん刺しの話をしたくなる、のが最近の自分です。 さて、昨年11月に アミューズミュージアム が開館し、ハウツー本や通販の制作キットシリーズも発売され、こぎん刺しの知名度もじわじわあがってきているようです。先週は、NHKの美の壷という番組で「BORO」と共に紹介され、ついに全国デビュー!   こちら ついでに、koginが海を超え、フランスデビュー!と、言っては大げさですがフランスの友達に kogin年賀 を送ったところ喜んでくれました。(上の画像は、フランスに届いた kogin年賀 です。季節はずれの七夕まつり切手ですが…) さて、 アミューズミュージアム の話題に戻りますが、 開館記念展として開催されていた『布を愛した人たちのものがたり展』も終わってしまいました。結局、毎月とはいきませんでしたが会期中に3回鑑賞でき、じっくり楽しむことができました。毎回、違う発見があるんです。ファッションに感度の高い友人といくと刺激されて、スタッフさんも苦笑いのハイテンションぶりでした。 こんな模様の組み合わせ、初めて見ました。新鮮な驚きです。 津軽こぎん刺し着物を着用している、貴重な写真。 「布は命」 展示ボードにあった、この言葉が強く心に残っています。 リサイクル、エコとかそんな軽いものじゃなく 生きるための強い愛情、生命力。命のつながり。 ものが無いからこその工夫。 さすがに、時間が戻ればいいのに…とまでは思いませんが今の豊かさとは違う、価値、楽しみが「手織り」や「貴重な糸で刺す行為」にあったことは間違いないと思います。 海外の機械で織られた麻布に化学薬品で染色された糸で刺すことに満足していてはいかん!と教えてくれている気がします。 伝統をそのまま守る。もちろん大切ですが、そこは研究者にお任せして。 デザイナーとしては まずは伝統の技術を多くの人に知ってもらい、 いろんな切り口から見てもらったり、楽しんでもらうことで それが誰かの生きるヒントになったり、 いつの間にかふつうの生活の一部になれたら、、、 と思うのであります。 やはり、寒いと熱く語っちゃいます(笑) ちなみにアミューズミュージアム