【青森/東京】見逃せない、新春こぎん刺し作品展!

こんにちは、 kogin.net の山端です。 めずらしく、こぎんネタが豊富な1月。新しい年が始まると、自分自身もリセットされて普段は気づかなかった情報が目に入ってくるのかもしれません。書きたいことがいっぱいです(^^)昨年は個展準備などに追われてなかなかkogin blogを書けなかったので、今年は更新頑張りたいと思います! 本日は青森と東京で開催される、2017年1月の見逃せないこぎん展をご紹介! 【青森】 津軽よろず工芸展 @弘前市立博物館 開催中〜2017年1月22日(日)まで 弘前市立博物館に問い合わせたところ、こぎん刺しのメインは故・鎌田光展(カマタコウテン)氏の作品で近くに故・高橋寛子氏のモドコ見本刺しと古作こぎん着物も並びます。 生前の鎌田光展先生と kogin.net には実は深いご縁があります。僕が学生時代にこぎん刺しを学びたいと思って、はじめてお話を聞きに行ったのが大釈迦の鎌田先生のアトリエでした。冊子に鎌田先生が取材された記事を母が見つけてきてくれて、夏休みにお邪魔したのがきっかけです。 鎌田光展氏 2004年・アトリエにて 取材中、鎌田先生からお聞きした『布目があるものに刺せば、なんでもこぎんなんだよ』という言葉に勇気をいただき、別の機会に網戸メッシュに刺したこぎん刺しの試作を持参した際には「これは面白いっ」と褒めていただけたことが今の活動の根底にあります。また、 kogin.net サイトを立ち上げる際には『こぎん刺しの歴史』部分の文章を読んでいただき、かなり詳しく赤字を入れていただけたおかげで完成させることができました。本当にお世話になったこぎん刺しの大先輩です。 こぎんアート、新こぎんと呼ばれる絵画表現に圧倒されます。 色糸の本数を調整して刺された繊細なグラデーション表現。 そんな鎌田光展氏の作品は一部の図録に記載されているのが確認されているだけでなかなかお目にかかれません。 こちらは今となっては伝説の 稽古館 、企画展図録に掲載されていました。 今回は鎌田光展氏のご遺族からお借りした作品が14点+弘前市立博物館所蔵の1点が見られるそうです。 ◇◇◇ そして、民藝運動以後、青森のこぎん刺し普及のキーマンである高橋一智さん...