Life in Filmトークショーと東北イベントご報告。
来週の「美の壺」出演の詳細をご紹介してから、たくさんのリアクションをいただきありがとうございます。昨日放送の予告編にも作品が出ていたよ、とご連絡いただいたり嬉しい限りです!来週になりましたら、また、見逃し注意のご案内をさせていただきます(笑)
さて、19日(日)に世田谷区の文化施設、生活工房さんで開催されたドキュメンタリー上映会 Life in Film Vol.3 特集「紙にこめる」のトークイベントにご招待いただいたので、お邪魔してきました!
こちらのLife in Filmでは、昨年6月のこぎん刺しワークショップ『津軽こぎん刺しの美にふれる』をきっかけに、全3回の広報物デザインを担当させていただきました。
トップ画像は各回のポスターをならべて貼ってくれていたので記念に撮ってきた写真です。
最終回となる第3回目は「紙にこめる」をテーマに集められた、薩摩や越前、小川和紙、和紙にまつわる祭事のドキュメンタリーフィルム群でした。その関連イベントとして催された下中菜穂さん×澤幡正範さんのトークイベントがグラフィックデザイナーとして、とても勉強になる内容だったのでレポします。
三茶、キャロットタワーの1階にも貼ってもらっています。
和紙の作業工程。
向かって、左が紋切り作家の下中さん、右がカメラマンの澤幡さんです。
暗い生活の中で、白い障子に貼るのは赤い切り紙がぴったり!
心のよりどころになっているのでは。
こちらは、東北の祭事で使う切り紙。
日本の和紙はなぜ白いのか、というお話で「昔のお祭りは夜に行われていたから
暗闇の中で白い和紙が月光をまとって、人の心を惹きつけた」というのは納得しました。ろうそくの炎も同じ意味があったり。
日本の和紙はなぜ白いのか、というお話で「昔のお祭りは夜に行われていたから
暗闇の中で白い和紙が月光をまとって、人の心を惹きつけた」というのは納得しました。ろうそくの炎も同じ意味があったり。
こちらは、木の繊維をからめて作られたアジアの紙。
これが紙漉技法の前段階なのでは?というお話。
紙漉の「漉く」という言葉には、並べ直す、整えるといいう意味がある。
この本は何としても欲しい。。。
【心に残った言葉、感想メモ】
紙の破れやすさは、やぶれても工夫して直せる、何度でもやり直せる日本の精神性。
紙の破れやすさは、やぶれても工夫して直せる、何度でもやり直せる日本の精神性。
年末に障子を張り替えるのは、1年の汚れをはらい、心を新しくするための生きた知恵。
紙の端っこを裁断した後は、また溶かして漉き直す。漉き返し紙。究極のエコ。
冬に漉いた和紙に価値があるのは、湧き水の細菌が少ないから長持ちするから。経験から学んだ職人の知恵。
現代の生活では忘れがちだが、紙=生命材料。紙は生きている。
◎東北イベントご報告--------------------------------------------------
こちらでも告知させていただいた、友人が主催する東北イベントは大成功だったそうです!東北愛にあふれるイベントに、ちょっとですが物販というかたちで参加させてもらえて嬉しかったです。
現代の生活では忘れがちだが、紙=生命材料。紙は生きている。
◎東北イベントご報告--------------------------------------------------
こちらでも告知させていただいた、友人が主催する東北イベントは大成功だったそうです!東北愛にあふれるイベントに、ちょっとですが物販というかたちで参加させてもらえて嬉しかったです。
こちらkogin knitをお買い上げいただいたお客様の笑顔!すごく似合ってます◎
来場者の皆様にはこぎんグッズも、たくさんお買い上げいただきありがとうございました!1日のイベントでこんなに!?という売上げにビックリしました(汗)
koginグッズは「津軽こぎん刺し模様」を伝え、広げていくために手頃な価格帯のものをデザインしています。お手にとられた際は『実はこの模様は津軽の伝統的な刺し子の…』と口コミしていただければと思います!
長くなりましたが、最後にまた告知です。
お世話になっているNHKさんで今週こぎんの放送があります。
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こんなステキなにっぽんが青森県津軽地方に伝わる「こぎん刺し」。麻の布目一つ一つを木綿糸で埋めていく、緻密で丁寧な手仕事だ。かつて、寒さから身を守るために生み出された生活の知恵は、今もなお津軽の女性たちの暮らしに彩りを添えている。農閑期の冬、こぎん刺しで安らぎと地域の絆を得る農家の女性。新しいデザインを生み出そうと励む若い女性。200年以上にわたって受け継がれる、雪国の女性たちの手仕事を見つめる。【旅人】浜島直子(モデル)
2月26日(日)午前9時30分~9時55分
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明日は、古作こぎん研究会!
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